債務整理を念頭に置いた基本的な法律用語の解説集
■法律用語解説の初級編
(1) 債務整理 | 借金の返済負担を軽減するための手続の総称 主に「自己破産」 「個人再生」「任意整理」「特定調停」の方法がある |
(2) 任意整理 | 裁判所を介さずに当事者間の合意で返済条件を見直す手続 |
(3) 個人再生 | 再生計画の承認を条件に借金を減額し分割で返済する裁判手続。 |
(4) 自己破産 | 借金を返せない場合に法的に借金をゼロ(免責)にする裁判手続 |
(5) 過払い金 | 払いすぎた利息。返還請求が可能な場合がある |
(6) 弁護士 | 司法試験に合格した法律専門家。全ての債務整理を代理できる |
(7) 司法書士 | 司法書士試験に合格した法律専門家。一部の債務整理を代理できる |
(8) 債務者 | 借金している人 |
(9) 債権者 | お金を貸している人(業者・個人) |
(10) 利息 | 借りたお金に対する使用料 | (11) 延滞 | 借金の支払期限を過ぎて支払いができていない状態 |
(12) 遅延損害金 (遅延利息) |
借金返済が遅れた時に発生する追加金 |
(13) 督促 | 債権者が借金返済を求めて通知・催促する行為 | (14) 督促状 | 債権者から届く借金返済の催促の文書 |
(15) ブラックリスト | 債務者の信用情報に金融事故が記録されて新たな借入れが困難に なる状態 |
(16) 信用情報機関 | 個人の借入や返済状況の履歴を記録し、金融機関が審査の際に 利用する機関 |
(17) CIC | 信用情報機関の一つ(主にクレジットカード) |
(18) JICC | 信用情報機関の一つ(主に消費者金融) |
(19) KSC(全銀協) | 主に銀行系の信用情報機関 |
(20) 返済計画 | 借金をどのように返済していくかのスケジュール |
(21) 分割払い | 借金を複数回に分けて支払う方法 |
(22) 一括払い | 借金を一度に全額支払う方法 |
(23) リボ払い | 毎月定額で返済する方式で利息が高いことが多い |
(24) キャッシング | 現金を借りられるサービス |
(25) クレジットカード | 買い物時に借金して支払うカード |
(26) 借入額 | 借りた金額の総額 |
(27) 借入先 | お金を借りた金融機関や会社あるいは個人 |
(28) 支払不能 | 返済資金の不足で一般的・継続的に返済できない状態。破産の要件 |
(29) 残債 | 返済がまだ終わっていない借金の残り |
(30) 返済猶予 | 一定期間、返済を待ってもらうこと |
(31) 無担保ローン | 担保を必要としないローン |
(32) 担保 | 借金の返済ができない場合に取られる財産 |
(34) 保証人 | 債務者が払えない場合に代わりに返済する人 |
(35) 滞納 | 支払期限を過ぎても返済していないこと | (36) 家計簿 | 家庭の収支を記録したもの |
(37) 利息制限法 | 貸金業者が設定できる利息の上限を定めた法律 |
(37) グレーゾーン金利 | かつてあった利息制限法の上限金利と出資法の上限金利の間の金利帯 今は違法 |
(38) 財産 | 預金・不動産・車など所有する価値あるもの |
(39) 貸金業法 | 消費者金融などの貸金業を規制する法律 |
(40) 源泉徴収票 | 収入を証明する書類 |
(41) 給与明細 | 給料の内訳が記載された証明書類 |
(42) 貸金業者 | お金を貸す業者(消費者金融など) |
(43) ローン | お金を借りて返済する契約全般 |
(44) 債務額 | 借金の合計金額 |
(45) 借入件数 | 借金している金融機関の数 |
(46) 受取証書 | 貸金業者が返済を受けた際に発行する書面 義務付けられている。 |
(46) 返済負担率 | 収入に対する借金返済の割合 |
(47) カードローン | 銀行や消費者金融等々金融機関の個人向けの融資サービスの一つ |
(48) オーバーローン | 住宅ローンの残債が不動産の評価額を上回る状態 |
(49) 任意売却 | 住宅ローンの返済が困難になった際に、競売を避けて債権者の同意を得て不動産を売却する方法 |
(50) マイナス情報 | 信用情報に記録される延滞などの情報 |
(50) 引き直し計算 | 貸金業者との取引を利息制限法に基づいた正しい金利で再計算すること |