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ジェネリック医薬品~効果は同じで安価を実現!価格の決め方は?~

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街中の薬局で買うことができる一般用医薬品ではなく、医者の処方箋が必要な医薬品として「医療用医薬品」というものがあって、これには二つの種類があります。

それは「先発医薬品」と「後発医薬品」です。

「先発医薬品」とは、いわゆる「新薬」のことで、特定のメーカーが最初に開発し、厚生労働省の承認を受けて販売する、従来なかった薬効成分を持つ医薬品のことです。

「後発医薬品」とは、いわゆる「ジェネリック医薬品」のことで「先発医薬品」の特許が切れた後、別のメーカーが同じ薬効成分を使って製造した医薬品のことです。

「先発医薬品」と比べて、かなり安いのが大きな特徴です。

新薬は、それが世に出るまでは、9年~17年にもおよぶ長期の研究期間と数百億円におよぶ莫大な研究開発費が必要となるため、それを手掛けるのは、ほとんどが大手の医薬品メーカーに限られます。

新薬を開発した企業は、当然にその開発した医薬品の構造や製造方法、用途について特許権を取得し、その特許期間中の20年~25年間はその薬の製造・販売を独占できる権利をもつのです。

そして、開発した企業はその期間中にその開発コストを回収し、しかも利益を得なければなりません。利益を得なければ、会社を維持・成長させることはできないし、次の新薬開発のための費用も捻出することもできません。

だから、新薬の価格は必然に高くなるのです。

これに対して「ジェネリック医薬品」は、先発医薬品ですでにその効果や安全性が証明された同じ薬効成分を使うので、研究期間は3~4年という短期間で済み、そしてその研究開発費は数千万円~1億円程度という格段の安さで済むのです。

このように、ジェネリック医薬品の開発は色んな面でリスクが少ないため、各企業は先発医薬品の特許が切れれば、競ってジェネリック医薬品の製造販売に乗り出すのです。

だから、その販売価格は、先発医薬品に比べて格段に安価なのです。

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ところで「医療用医薬品」の価格のことを「薬価(やっか)」といいます。

「薬価」とは国の医療保険制度から、病院や保険薬局に支払われる際のくすりの価格のことで、「薬価」は製薬企業の資料などをもとに、類似の薬効がある別の医薬品と比較考慮などをして、厚生労働省によって決められます。

もし、比較対象の薬品がない場合は、その原材料費や開発製造費などの原価をもとに価格が決められます。この「薬価」は、原則として2年に一度、改定がおこなわれます。

ジェネリック医薬品の価格も厚生労働省が決めていきます。これも原則2年に一度、改定が行われます。

その価格には、新薬の価格の7割、または半額、中には5分の1の価格にまで下がっているジェネリック医薬品もあります。

もう少し具体的に見てみましょう。

新しく発売されるジェネリック医薬品の価格は、基本的には下記の算定基準に従います。

(1)類似薬品が「先発医薬品」のみの場合は、つまりその「ジェネリック医薬品」がその種別では最初の販売の場合は、原則「先発医薬品」の7割の価格となります。

例えば「先発医薬品」が100円なら、その「ジェネリック医薬品」は70円となります。

(2)すでに類似の「ジェネリック医薬品」がある場合は、原則、その一番安い「ジェネリック医薬品」と同一価格となります。

例えば「ジェネリック医薬品A」が65円、Bが60円、Cが50円の場合、一番安い「ジェネリック医薬品」と同じ50円となります。

(3)類似のもので、すでに先発医薬品とジェネリック医薬品の品目数が合計20品目を超える場合は、一番安い「ジェネリック医薬品」の9割の価格となります。

例えば、類似のもので「先発医薬品」100円と、すでに販売されている「ジェネリック医薬品」とを合わせて、すでに20品目以上ある場合で、一番安い「ジェネリック医薬品」が40円のとき、その価格の9割である36円が価格となります。

ところで「ジェネリック医薬品」のメリットは価格だけではありません。

「先発医薬品」に手を加えることで副作用を軽減させるとか、より良きものに改良されていくものもあります。

日本のジェネリック医薬品の普及率は、まだ56%程度であり、欧米と比べてもまだまだ低いです。

そういった中、財政を圧迫している医療費の削減を急務であり、そのためにも、厚生労働省は「ジェネリック医薬品」の積極的な普及を推し進めているのです。

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公開日:
最終更新日:2020/09/03