私たち一般人が体験する宇宙旅行~たった4分間の値段、価格、費用は?~
今現在、真剣に考えられている、普通の一般人が体験できる「宇宙旅行」というのは、海抜100kmの「カーマン・ライン」というラインを越えて、マジな宇宙空間をマジに実体験してマジに地球に帰還するという弾丸宇宙旅行のことです。
「カーマン・ライン」というのは、海抜高度100kmに引かれた仮想のラインのことです。
国際航空連盟によって定められ、このラインを超えた先が宇宙空間、この高度以下は地球の大気圏と定義されていて、この高度に達した人工物および人間が宇宙飛行を行ったと認定されるのです。
今現在、数社の民間会社が「宇宙旅行」計画の実現に向けて日々努力しています。
現在、マジに計画されている最も現実的な「宇宙旅行」案というのは、乗客はまず出発の4日前に米・ニューメキシコの民間宇宙港に集合して、ここで3日間、事前にトレーニングや健康診断を受けて出発に備えます。そして、それを問題なくクリアーできれば、いざっ発進です!
宇宙旅行の全フライト時間は約2時間。乗客を乗せて宇宙空間に飛び出す宇宙船は、途中まで母船につるされて一気に上昇し、高度1万5000mで母船から空中発射されて、一路、宇宙空間を目指すわけです。
高度100kmの宇宙空間での滞在時間はおよそ4分間。この時間内に乗客たちはシートベルトを外して、マジな無重力空間を体験したり、マジな地球を宇宙から眺めるなど楽しんだのちに帰還するのです。
この「宇宙旅行」計画の実現を目指している会社が、ヴァージン・グループの宇宙旅行会社「ヴァージン・ギャラクティック」という会社で、現在「宇宙旅行」実現に向けて、先頭を走っている会社といわれています。
この会社は、2004年設立で、民間企業による有人宇宙旅行を、世界で初めて成功させた航空機・宇宙機メーカーとタッグを組んで、一般人向けの宇宙旅行用の宇宙船の開発に全精力を傾けて進めてきました。
2014年に墜落事故を起こして、実現への道のりが一旦遠のきましたが、今年2016年に後継機を発表し、そして、先月8月には連邦航空局(FAA)から営業許可をもらえるところまでこぎつけたのです。
そして、来年2017年以降には、いよいよ運行開始を予定しています。
ところで、肝心要のこの2時間のフライトと3日間の準備期間にかかる宇宙旅行代金のお値段はいくらでしょうか?
乗船募集は2005年から始めていましたが、募集開始当初は20万ドルでしたが、その後値上がりして今は25万ドルといわれています。日本円に換算すると、およそ2550万円となります。
さて、このお値段がお高いのかお手頃価格なのかは、感じるところは人それぞれでしょうが、ちなみに参考までに、過去にロシアの宇宙船ソユーズが民間人を乗せて宇宙ステーションまで旅したケースがありましたが、そのときのお値段は、当時(2009年)で3500万ドル(約33億円)でした。
「参考までに・・・」といいましたが、全然、シチュエーションが違うので、全然参考にはなりませんよね。
思うに、たった4分間とはいえマジな宇宙旅行です。3000万円切りの2550万円は、結構お手頃価格なのではないでしょうか?
実際、すでに700人ほどが、この「宇宙旅行」に申し込んで代金支払い済みとのことです。
因みに、日本における公式代理店は「クラブツーリズム」です。
写真の機体の真ん中に装着されているのが、宇宙船「スペースシップ2」で、母船「ホワイトナイト2」から、高度1万5000mで空中発射されます。宇宙船「スペースシップ2」は繰り返し打ち上げ可能な再使用型宇宙往復機で、乗客用の座席数は6席で、パイロットを含めて全定員は8名となります。だから、大まかに言えば25万ドル×6=150万ドルが一回の売上額ということになります。なお、打ち上げ1回のコストは推定1億円といわれています。
数十年後には、もっとお手頃価格になるかも・・・。
追伸
米宇宙企業スペースXが2017年2月27日に、民間人2人を乗せて、月周回旅行をする有人宇宙船ドラゴン2を2018年後半に打ち上げると発表した。その民間人はすでに巨額の手付金も支払っているようで、すでに飛行訓練に入っている模様です。
地球の周回軌道を離れて月周回に向かうなんて、これが本当の宇宙旅行と言えるのかもしれませんね。月周回軌道に乗るのは。1972年no最後の月面着陸に成功したアポロ17号以来46年ぶりとなるとのことです。
ますます、夢広がりますねヽ(^◇^*)/ ワーイ
スペースXが開発中の有人宇宙船(イメージ図)
※日本経済新聞電子版から写真引用
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最終更新日:2020/09/03