借金を「リボ払い」にすると、なぜ怖いのか?~ヘタすると無間地獄に~
2024/03/12
(1)なぜ、「リボ払い」は終わらないのか!?
現在、ほとんどの金融機関の個人向け小口融資(いわゆるキャッシング、カードローン)は「リボ払い」という返済方法が主流となっています。
なんたって、月々の返済額が低額で、しかもいつも一定しているので、利用者は安心感を持って契約し返済を続けていけるので、家計の管理がしやすく、とても便利なシステムとして、皆に重宝されています。
しかし、借り入れ額を返済中に、追加でいくら借りても変わらず返済額はほぼ一定金額(または、ほぼ一定科率)が維持されるのです。ここがすごいところなんですが、でも・・・・
・「ということは、あと、どのくらい返済を続ければ完済するのか、分かりづらい」
・「返済が長期化し、利息の支払い負担が増えるのみ」
・「ということは元金の減り方がにぶい」
・「元金が減らない限り永久に返済は続く」
といった大きなマイナス面があるのも事実です。
いいですか、ぜひ認識してもらいたいのは、ある月に多くを借り入れしたとしても、「リボ払い」は月々の返済が常に低額で一定しているのは、その多く借りた月の返済は、無限に後回しにされているということです。だから、返済が長期にわたるのです。
そして、契約時に定められた最低の一定返済額しか返済していかないとすると、つまり返済で楽をすればするほど損をしていくのです。損をするということは、返済期間が延びるということです。
返済期間が延びるということは利息負担が増えるということです。利息負担が増えるということは借金完済のメドがつかないということです。
こういった「リボ払い」の仕組みを知りマイナス面も十分に理解して、利用していかないと、返済しても返済しても借金が終わらない、借金の無間地獄に陥って、知らないうちにとんでもない事態になっていることがあります。
「リボ払い」がキッカケとなって借金地獄に陥る人は結構いるので、まさに「取扱い要注意!」のステッカーを貼りたいくらいです。
そもそも、この「リボ払い」というシステム自体には、心理的に利用者にどんどん借金をさせようという様々な手練手管が組み込まれていると思えて仕方がありません。
たった1万円を月々きちんと返済していけば、2万円、3万円といった1万円を超える金額をいくらでも借りられるという、この「リボ払い」の優れた点というか、屋台骨というか、それ自体が金銭感覚がクルわせ、借金するという意識を希薄にさせます。
また、返済期間の長期化や利息負担の軽減させるという目論見をもって、残高スライド方式なる方式が考案されたといわれていますが、
これだって、返済が進むと借入残高が減り、それに即応して月々の一定の最低返済額も減っていくとなると、気持ちが大きくなって、そのちょっとした気のゆるみが、また借り入れを再開してしまいかねないのです。これではいつまでたっても完済できません。
さらに、当たり前のように「リボ払い」での返済をし続けていったら、いったで、ご丁寧にも貸金業者から「借り入れ限度枠を広げてはいかがですか?」という突然の嬉しい誘い(※)が舞い込んできます。(※実は悪魔の誘い)
それは、借金できる限度額が増えたというだけであって、別に貯金額が増えた訳ではありません。
にもかかわらず、何か増えたような感覚というか、錯覚に陥ってしまって、これまた、容易に借金をしてしまうことに繋がりかねません。
そういった借り入れしては返済、返済してはまた借り入れの繰り返しが、しかも、そのことが比較的に容易にできてしまうことが、返済のほとんどを利息に充てられ、一向に元金を減らすところまでいかず、いつ終わるとも知れない果てしない返済の無限のループにハマってしまうのです。
そもそも、借金とは元金を減らしていかなければ、借金の完済なんてありえません!
まさに、これが「リボ払い」の罠にハマってしまったといっても過言ではありません。ここが「リボ払い」の怖ろしいところです。
(2)なぜ、「リボ払い」を終わらせないのか!?
そもそも、返済している額以上に、借りられる仕組みになっているから怖ろしいのです。考えるまでもなく、毎月1万~2万円程度しか返済していないのに、7万~8万円を借りられるなんて(ショッピングも含めて)、借金が増えていくに決まっています!
「毎月2万円の返済で、毎月7万円を借りられるなんて、こんな美味しい話ってないよね♪♪」と思ってしまう・・・。
確かに、毎月2万円の返済でOKなわけだから、借金が増えている気がしません。
でも、それを24か月続けていけば(年利15%)・・・、もちろん、毎月の返済額は2万円のままOKなんですが、21回目にはその2万円のうちなんと1万5000円分が利息の支払いで消えていっているのです。
1か月目は利息はたった800円だったのが、21か月目には1万5000円強の金額が借金返済に向けてクソの役にも立たない利息に消えていっているのです。これでは元金なんてほとんど減らないから、借金なんて減るわけがありませんよね。
ちょっとこの例は、金額設定が極端でしたが、でもそうなっちゃうのです。
とかくまわりでは「リボ払い」にしてくれたらポイントバックしてくれるなど、「リボ払い」などを勧める広告チラシやキャンペーンをよく目にします。金融機関側は、特典をつけてでも「リボ払い」を売り込もうと躍起になっています。
その意図は、そもそも「リボ払い」というのは、利用者の利便性を煽りながらも、一回獲得した顧客に借金完済という手段などをとらせることなく、とにかく、10年20年という長期にわたって延々と利息(年利15%とかなり高額です)を支払ってもらいましょう。という100%の利潤追求商品なのです。
だから「リボ払い」は「終わらない!」というよりも「終わらせない!」というコンセプトの商品なのです!
利息は、金融機関にとってメインとなる収益源です。
そして、その収益源を最大化させているのが「リボ払い」であり、そうだからこそ、各金融機関は、こぞって皆に使ってもらおうと躍起になるのです。
「リボ払い」は、金融機関にとって非常に儲かるシナモノです。
もちろん「リボ払い」を全否定するつもりは全くありません。上手に利用すれば非常に便利なものであることは確かです。
でも、この便利さは誰でも体感すれば直ちにわかることです。なんたって、まさしく便利なんで・・・。
でも、上手に利用するというということは、まず「リボ払い」のもつ負の部分、つまり結構高金利であるにもかかわらず、月々の返済額が低く一定におさえられているので、借金をしている意識、危機感が希薄になるように仕組まれているシステムであるということをしっかり理解してください。
そして、楽だからといって金融業者が定めた最低返済額に無条件に従っているばかりではなく、適時に繰り上げ返済するなど、バランス感覚をもって利用する必要があります。
言いたいことは「金融業者の言いなりになるな!」ということです。
これが「リボ払い」の上手な利用方法のマインドです。
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