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クレジットカードの審査基準で重視される情報とは?

      2022/08/01

 

 

■ クレジットカードの審査の必要性

 
クレジットカードとは、一言でいうと、申込者本人の信用のみを担保に後払いを実現するシステムです(信用取引で人的保証などはとらない与信契約)。

クレジットカードを利用することで、買物代金の支払いをクレジットカード会社に一旦立て替えを依頼すること(ショッピング枠)が可能になり、または銀行、コンビニに設置してあるATMから手軽に金銭の借り入れができます(キャッシング枠)。但し、キャッシング枠は会員になると全員に付くわけではなく基本的に希望者のみに付与されます。

いずれにせよ、クレジットカードを持つことの有用性は非常に高く、行動範囲を広げ日常生活ではなくてはならないアイテムの一つといえます。

したがって、クレジットカードを発行、あるいは利用する際には、担保となるクレジットカード申込者本人の信用度がクレジットカードの利用範囲をどれほどまで許容できるのかどうか、つまり後日約束した日時に、約束した方法で返済する能力があるかどうかを見極めるために、クレジットカード会社の申込者に対する審査は必ず必要であり、必ず実施されます。審査なしで発行されるクレジットカードは存在しません。

クレジットカードを申し込む際は必ず審査が必要!なぜなら、申込者の信用性をのみを担保としているからです。

審査である以上、誰でも審査に通過するわけではありません。

審査に通るかどうかは、個々のクレジットカード会社によって異なってきます(各社はそれぞれ獲得を目指すメインターゲット層に合わせた審査基準を設けている)し、審査に通らなかったとしてその理由は一切開示されません。
 

■ クレジットカード審査で重視される要素とは?

 
クレジットカードの審査は、まず「申込用紙に記載された内容が適切か」「申込者本人の意思で申し込まれているか」を確認から始まります。
次に、過去・現在に自社と取引があるかどうか利用実績を確認します。
最後に他社クレジットの利用実績やローン契約の内容をも確認した上で総合的に判断して審査を通るかどうかを決定します。

審査で重視されるであろう要素は、大別して二つあって「申込者本人の属性情報」「申込者本人の信用情報」があります。

(1) 申込者本人の属性情報
     年齢、職業、年収などの個人情報
(2) 申込者本人の信用情報
     過去のクレジットカードの申込、利用歴の情報

これらは、一言でいえば、申込者に「返済能力があるかないか」を判断するための二つです。もっとも、具体的な審査基準、審査内容は一切明らかにされません。

※経済産業省がまとめた「キャッシュレス関連用語集」P30では、クレジットカード会員の入会審査を下記のように定義しています。

入会審査
消費者が主にクレジットカード利用の申し込みをしたときに、クレジットカード会社が、属性情報や過去の返済状況を参考にカード発行の審査を行うこと。
【加えて】
クレジットカード会社は、審査の内容をもとに利用可能限度額を設定するため、利用可能限度額は人によって異なる。

 

(1) 「申込者本人の属性情報

属性とは、申込者本人を取り巻く社会的地位や社会環境などによって生成された申込者本人の個人情報をひっくるめた申込者本人の性質や特徴をいいます。

主に、クレジットカード会員の入会審査で、ショッピング枠での利用限度額、またはキャッシング枠での利用限度額の設定にあたって、その申込者本人にそれをきちんと安定的かつ継続的な返済ができる能力でもって返済していけるかどうかを推測するために「属性情報」を審査するのはとても重要です。 あくまで推測ですが・・・・

~「属性情報」の例~

年齢(未成年か成人か)
公務員か否か
勤務先の企業名
勤務先での所属部署 電話番号
勤務先の企業規模
業種
職種
雇用形態(正社員、契約社員、派遣社員、アルバイト)
年収
勤続年数
住居の形態(持ち家物件、賃貸物件)
居住年数
住宅ローンの有無
家族構成(配偶者の有無、ほかに扶養家族の人数)
申込者本人の性格

●「公務員」であることは、収入が景気に左右されにくく安定して得られ失業のリスクが少ない、毎年給与のベースアップが見込められる、ということで、クレジットカードの審査では圧倒的に有利といわれています。

当たり前だが、年収は多ければ多いほど審査に有利であることに間違えないが、自営業で年収800万円と公務員で年収800万円であった場合公務員の方が圧倒的に評価は高いです。公務員は、絶対に倒産しないし安定性&継続性が極めて高いからです。


 
●「年収、勤続年数、勤務先の企業規模、居住年数」という項目のうち、年収については、当然年収200万円程度の主婦や自営業よりも年収600万円の正社員の方が支払い能力が高いと判断されます。企業規模も中小零細企業よりも上場企業の方が倒産のリスクは少ないと推測するのが通常だろうし、収入の安定性も後者の方があると言えるでしょう。 あくまで推測ですが・・・・。

「勤続年数」や「居住年数」については、勤続年数が数か月よりも10年以上の人の方が継続かつ安定した収入を得ているはずだと推測でき、また、居住年数も賃貸、所有問わず多い方が、家賃なり、住宅ローンを継続的に支払っているということであり、安定した収入が確保されていると推測できます。 あくまで推測ですが・・・・。


 
●「業種」に関しては、芸能関係者(歌手、芸人、俳優、ミュージシャンなどなど)、スポーツ選手(アスリート系)、それから「風俗業」などは審査に通りにくいとされています。前2者については、言ってしまえば格差に大きな開きがあって、超有名クラスになると問題になりませんが、なかなか売れないとか、年俸でアップダウンがやけに激しいとかがあって、重視する収入の継続性、安定性を欠くことが多々あるからです。

「風俗業」についても収入の安定性や勤務先の定着性に欠くとされますが、この業種は反社勢力と繋がりやすいということで、審査に通りにくいといわれています。

いわゆる「自営業」も審査という面でいうと厳しいとされています。もちろん、自営業といっても一言では言い表せない非常に幅広いもので、中には安定した収入を上げている自営業者もたくさいますが、毎月決まった日に給与という形で口座に振り込まれる正社員と比べると、どうしても不安定さを拭い去ることはできずランクは落ちてしまいます。


 
●「雇用形態」についていえば、これまで述べてきたように、安定かつ継続的な支払い能力があるか否かが審査の肝となれば、必然的に勤務形態は正社員が最も有利、その次に派遣・契約社員です。アルバイトやパートの人は不利ですが、アルバイトであっても通常のクレジットカードなら審査に通る可能性は多分にあるし、実際に通ったという実例もたくさんあります。


 
●「家族構成」については、右記の6つの要素【 ①独身 ②既婚 ③子供なし ④子供あり ⑤親と別居 ⑥親と同居 】の組み合わせによって、家族構成が決まります。
 
   (a) 独身で親が同居
         ↑
   (b) 既婚で親が同居子供なし
         ↑         
   (c) 既婚で親が同居子供あり
         ↑
   (d) 独身で同居家族なし(一人暮らし)

(a)は、審査評価では最高の部類です。独身で実家住まいで家賃がいらない状況のため、自由になるお金が大きく、消費活動も活発になりがちだからです。
(b)は、子供がいなくで実家住まいで家賃がいらない夫婦の場合は、自由になるお金というのは、(a)の次に多いです。だからこの組み合わせも審査評価は高いです。共働きであれば、独身時代よりも多くのお金を使えるかもしれません。
(c)は、子供がいると子育てに大きな金額がかかります。出産費用、子育て費用、教育費、その他住宅やクルマの購入費用など・・・・。したがって、クレジットカードの審査評価では低くなります。
(d)は、独身でも、一人暮らしの場合、クレジットカードの審査は厳しくなります。引っ越しの回数も多くなるかもしれないし、実家暮らしではないので家賃もいることになるから審査評価は低くなります。


 
●「申込者本人の性格」については、かなり重視すべき要素としています。とはいっても「優しい」とか「厳しい」とか、そういった面での性格ではありません。

お金に対する向き合い方、お金の扱い方が真面目かどうかということです。そもそも、クレジットカードは一切の物的担保や人的担保を要求せずに、ただ申込者本人の信用のみを担保にクレジットカード会員になってもらうわけだから、クレジットカード会社は、お金に対する向き合い方が不真面目な人は、入金忘れや借金の踏み倒しなどの恐れがあるとして、その事態をなるだけ避けるために、申込者のお金に対する向き合い方、真摯なふるまいに注視しています。

そのための判断要素の一つにクレジットカードの申込書の記載があります。その記載事項に「未記入や欠落」があったり「字の汚さや読みにくさ」があったり、さらに、これまでの借入金額を全く把握していなかったりしていたら、審査する受けて側としては印象が悪くなること必然です。金銭の貸し借りに直結する大事な書面に対するいい加減な扱いはお金に対していい加減な扱いをする性格であると疑われ、審査にはマイナス評価されかねません。

だから、申込書には真摯な態度で、できるだけきれいな字で他人から見ても分かりやすい、読みやすい字で記載することがとても大切です。


 
●「勤務先での所属部署 電話番号」は、申込者の支払い能力の審査とは直接関係ありませんが、申込者本人の確認や在籍確認で使います。


 
ちなみに、世間で言われる高属性と低属性の二つに分けてみると、下記のようになります。
 
 
<一般的に高いといわれている属性>

職業面
医師
士業(弁護士、公認会計士、税理士、司法書士、社会保険労務士など
公務員(国家公務員、地方公務員)
一流企業・上場企業で働くサラリーマンやキャリアウーマン(会社員)
条件面
勤続年数の長い人
年収が多い人
持ち家に住んでいる人(不動産を所有している人)

 
<一般的に低いといわれている属性>

職業面
アルバイト、パートタイマー、フリーターなどの非正規雇用
日雇いで雇用されている人(イベントスタッフ、肉体労働者)
芸能人、芸術家、音楽家、ミュージシャン、
水商売系(キャバクラ、スナック、風俗店)
条件面
転職を繰り返しているため、一か所の勤続年数が短い。
賃貸中心で、しかも引越を繰り返している。または友人知人の家に間借りしている。
年収が低く、しかも安定した収入を得ていない。

 
思うに、一旦定着した属性をより高い属性に変えていこうというのは、なかなか難しいなか、高い属性の持ち主は審査に通ってクレジットカード発行可能、低い属性の持ち主は審査を通らずにクレジットカード発行不可という単純な図式で固まってしまうのでは、人によってはクレジットカードを作るのを諦めてしまいかねません。

高属性、低属性が及ぼす影響については否定はしませんが、ただ、審査に通るか否かはそんな単純なものではありません。審査は、本人の属性、信用情報から総合的に判断すべきものです。その力添え、後押しとなっているのが、下記に述べる「スコアリングシステム」です。

これによって、自分は属性が低いから審査には通らない、属性が高いから審査に通る、といった白か黒か、ゼロか100かと一刀両断的に決め方を排除しています。
 

 

※ 属性の良い・悪いを数値化する「スコアリング」とは?

 
そもそも、属性というのは非常に曖昧な概念であり、クレジットカードが登場した初期の段階では、担当者の個人の経験や勘によって主観的な審査をしていました。

ところが、申込件数の急増に伴って、今までの手作業の審査では困難になってきたので、スコアリングシステムを導入し、申込者本人が申告したすべての属性項目を数値化することによって、コンピュータで自動的に計算して、その合計得点をもとにランク分けをして客観的な審査を実現させました。これにより審査がスピーディーかつより正確性が高まったのです。

~「スコアリングシステム」の一例~
 
<住居の形態>

● 持ち家(自己名義) 20
● 持ち家(家族名義) 18
● 官舎 15
● 社宅 14
● 寮 13
● 賃貸マンション・アパート 12
● 下宿 5

 
<年収>

● 120万円 0
● 200万円 20
● 300万円 30
● 400万円 35
● 500万円 45
● 600万円 50
● 700万円 55
● 800万円 65
● 1000万円 75

 
<企業規模>

● 上場企業 35
● 資本金5億円以上 30
● 資本金5000万円以上 20
● 資本金1000万円以上 15
● 資本金1000万円以下 10
● 中央官庁 45
● 地方公共団体 40
● 個人事業主 5

 
<従業員数>

● 1~4 5
● 5~9 10
● 10~19 15
● 99以下 30
● 1000以上 45

 
<勤続年数>

● 1年未満 5
● 1~2未満 10
● 2~3年未満 15
● 3~4年未満 20
● 4~5年未満 25
● 10年未満 50
● 10年以上 55

 
この数字の配列は、各クレジットカード会社によって違うだろうし、計算で出た数値を審査にどのように反映させるかもクレジットカード会社によって違います。ただ、基本的には合計得点が高ければ審査に通りやすくなり、基準より低い点数だと審査は通りづらくなります。

また、クレジットカードの種類によっても異なってきます。高めの年収が必要なゴールドカードの場合は高めの審査基準に設定されていて、専業主婦でも持てるクレジットカードの場合は低い得点でも通過できる審査基準になっているはずです。

しかも、スコアリングシステムを採用することで、スコアリングで加点を進めていく過程で、事案によっては、立て替え払いができない、あるいは貸付ができないというケースもでてきますが、スコアリングシステムによりどのくらいまでで立て替え払いができるのか?どのくらいまで貸し付けができるのか、という利用限度額を設けることができるのです。

だから、自分の属性を見定めてそれとかけ離れた高い属性の持ち主をメインターゲットにしているクレジットカードに申し込むよりも、自らの属性と重なっている人をメインターゲットとしているクレジットカードを選んだほうが、審査に通過できる確率は高くなるかもしれません。

いずれにしても、申込を希望するクレジットカードが必要としている属性情報を、そのカードが予定しているスコアリング基準をクリアしなければ審査合格への道は開かれません。


 

(2) 「申込者本人の信用情報

スコアリング審査を無事に通過したら申込者本人の信用情報の審査があります。

それは、信用情報機関に登録されている申込者の信用情報をクレジットカード会社が照会して、他社からの借り入れや返済情報を事細かくチェックして、先の属性情報と合わせて総合的に審査判断して、最終的な合否と利用可能限度枠の設定されます。

「信用情報」とは、各種ローンやクレジットカードの借り入れや返済などといった利用履歴についての客観的な取引情報のことで「信用情報機関」に管理されています。

ということで「信用情報」は、クレジットカードの申込者がクレジットカードの返済能力があるかいなか、そして信用できるかいなか判断する資料の一つとして非常に重要です。

もし、信用情報機関に登録されている信用情報に事故情報があるとクレジットカードはもちろん、ローンを始めとしたあらゆる金融商品の審査に落ちてしまいます。いわゆる「ブラックリスト」に載ってしまうということです。

この事故情報とは、一般的に具体的には以下のことを指します。

● ローンやクレジットカードの支払いを延滞している
● 債務整理を行っている
● 保証会社が債務として支払いを行った

 
これらの信用情報にはそれぞれ登録期間があって、各信用情報機関(CIC、JICC、JBA)ごとに設定されていますが、支払いの遅延や債務整理を行ってしまうと、そのマイナスの信用情報は5~10年は信用情報機関に事故情報として登録されます。だから、その期間にクレジットカードの入会、利用申し込みをおこなってもブラックリストに載っているということで審査は通りません。

「信用情報」「信用情報機関」については、下記の関連記事を参照してください。

 

 

■ クレジットカード申込時に知っておくべき情報

 
ここまで述べてきた通り、クレジットカードの審査に通るか否かの判断する材料はある程度わかりますが、勤務先が大手上場企業だから、年収が高いから、それだけで審査を通過するものではありません。

言ってしまえば、総合的な判断の名のもとに決められて、申込者にとって一番の関心事であるにもかかわらず、審査に通る具体的な基準は前もって知らされていません。

その総合的判断という抽象性であるがゆえに「審査に通るかどうかわからない、不安だ・・・・」と考え込む、躊躇するのは得策ではなく、とりあえず申し込んでみることをお勧めします。ただ、その際に注意する点を指摘しておきましょう。
 

(1) 審査通過を最優先に考えるならキャッシング枠はつけない

クレジットカード入会審査にちょっと心配がある人で、でもどうしても審査を通したい場合は、冒頭に述べたように、基本的には「キャッシング枠」を付けるか否かは申込者の任意なので、とりあえず「キャッシング枠」を外して金額を「0」にして「ショッピング枠」のみで申し込むことをお勧めします。

一枚のクレジットカードにショッピング枠とキャッシング枠の二つの枠を付けた場合、ショッピング枠は「割賦販売法」という法律、キャッシング枠は「貸金業法」という法律、この二つの法律の規制を受けるので、二つの審査は全く別物と考えてください。

したがって、ショッピング枠の場合は借り入れの状況はそれほど重要視しませんが、キャッシング枠を希望すると自社の過去の借り入れ、返済状況はもちろん、信用情報機関からの信用情報をもとに他社からの借り入れ状況、そして返済状況、それから携帯、スマホの支払い履歴などなど事細かくチェックされます。

キャッシング枠の希望限度枠が

借り入れ希望限度額が50万円を超える場合
他社の借り入れ残高と新たに契約する借り入れ限度額の合計が100万円を超える場合

収入証明書の提出も要求されます。

そして、貸金業法には年収の3分の1を超える貸し付け禁止という「総量規制」という規定があって、すでに年収の3分の1近くまで借り入れがあって、さらにその3分の1を超えるキャッシング枠をもったクレジットカードの申込を行っても審査には通りません。

いずれにしても、申し込み時にキャッシング枠を希望すると、カード自体の審査が厳しくなり、時間もかかります(審査難易度の上昇)。だから、確実にクレジットカードを手に入れたいときは、キャッシング枠を0円にするのがいいです。

そして、クレジットカードを発行してもらって、あとから状況をみてキャッシング枠を追加希望を出してみるのが一つの方法です。
 

(2) 複数のクレジットカードを短期間に申し込まない(短期間内の多重申込を避ける)

何とかクレジットカードを作りたい一心で「下手な鉄砲も数撃ちゃ一つくらい当たるだろう」という安易な考えで、クレジットカードの多重申込をしようと考えていたら、それは絶対にやめるべきです。

クレジットカードの申込情報は、信用情報機関に記録されて、クレジットカード会社は申込を受けると必ず信用情報機関に信用情報の照会します。だから、同時期に複数のクレジットカードの申し込みがなされると、多重申し込みであることが直ちにバレてしまうのです。

※クレジットカード系の信用情報機関は「CIC(シーアイシー)」となります。

多重申し込みがバレてしまうと、申込者はお金に困っているから多重申込するんだと評価されやすく、もし申し込みを受けて審査を通してしまうと貸し倒れになる危険性が高いと判断し、仮に、客観的に審査が通る状況であってもその申し込みは審査の通過が難しくなります。

この多重申し込みによる審査不通過は、よく言われる延滞とか債務整理といった金融事故のブラックとしては登録されませんが、最悪の場合(多重の度合いが高い場合)は「申込みブラック」となり、ローンやクレジットカードの審査に通りにくい状態になってしまいます。

CICでは、クレジットカードの利用履歴だけではなくカードの申込みの履歴も記録され、その保存期間は6か月間とされています。だから、6か月の間のクレジットカード申込み件数が2件までは大丈夫といわれていますが、3件以上申し込むと多重申込みと判断されてしまう恐れがあります。6か月を一つの基準と考えます。
 

(3)「スーパーホワイト」って何?スーパーホワイトの人って審査に通りにくいの?

商品を購入するときに、安価なモノ、高価なモノを問わず「いつもニコニコ現金払い」で購入する現金主義人って少なからずいます。

そういう人って、割賦払いは利用しないわけだし、ましてや必要ないからクレジットカードも持っていないケースが多かったりします。

そういうずっと現金主義を貫いていた人が、初めてクレジットカードの申込をした際の審査でひょっとしたら不利な扱いを受ける可能性があります。

なぜなら、これまで述べてきたようにクレジットカード会社は、申し込んできた人がきちんと返済をしてくれるかどうか、信用できる人かどうかを判断する材料として、信用情報機関に登録されているその人の信用情報が特に重要となります。

ただ、現金主義を貫いてきた人は、これまで利用履歴の情報が全くないわけだから、その人の信用情報自体が信用情報機関に存在していないわけです。つまり、クレジットカード会社がその人について判断しようにも判断資料がそもそも存在しないわけで、そういった意味で、全くの白、つまりスーパーホワイト状態なのです

でも、判断材料がないからいって、審査で不利益を受ける可能性があるというのもおかしな話で、現金主義を貫くことは何ら悪いことをしているわけではありません。決して責めを負うべき行為しているわけではありません。

では、なぜかというと、ホワイト状態も二つに分けることができて、一つは、これまで述べたように、今まで現金主義を貫きクレジットカード等を全く利用してこなかったからスーパーホワイト状態。

もう一つは、過去に返済の長期延滞や債務整理、それに伴う強制解約などの重大な金融事故を起こしたことによって、長期間クレジットカードなどを利用できなかったが、信用情報の保管期間が終了したためホワイト状態なった場合です。この場合のホワイト状態が問題なのです。

実は、信用情報機関に登録されている個人の信用情報は、半永久的に保管されるわけではなく一定期間(5~10年)を過ぎると消去されることになっています。しかも遡って、金融事故があったとしても全く金融事故なんてなかったホワイト状態になるのです。

両者のホワイト状態は、中身は全く正反対の経過を辿っているのですが、クレジットカード会社からすれば、両者は全く区別がつかないホワイト状態になっているのです。

だからこそ、目の前のクレジットカード申込者がスーパーホワイト状態であっても、外見上区別がつかないから過去に金融事故を起こしたホワイトである可能性があるかもしれないということで、直ちに審査OKを出すことに躊躇してしまい、審査をNGにしてしまう恐れがあるということです。

一応の推測ですが、20代前半で初めてクレジットカードを申込むときは、クレジットカードの利用履歴は当然全くないわけだから、スーパーホワイト状態と考えて、基本的に審査を通しても構わないはずです。

それに対して、30代~40代以上の人がクレジットカードを申込む際にホワイト状態であったら、これは過去に金融事故を起こし一定期間クレジットカードを使えなくて、期間満了後にホワイト状態になったとケースだと推測できます。

思うに、前述しましたが、審査は信用情報を重視しつつも、年齢、職業、年収などその他の情報も見て総合的に判断するわけだから、スーパーホワイト状態=審査に落ちやすいと結論付けるのは早計だと思います。

そういったなか、どうしてもスーパーホワイト状態を脱したいならば、携帯電話やそこそこ高額な家電製品などを購入する際に、割賦払いのクレジット契約で支払いすることでクレジット利用履歴を作っておけば、スーパーホワイト状態から脱して、クレジットカードの申込審査に良い影響を及ぼすことになるはずです。

もちろん、この割賦払いクレジット契約も当然に審査はありますが、もともとホワイトなんだしクレジットカードの審査よりも難易度は低いので審査に通らないということはないでしょう。

一方、過去に金融事故を起こした後、一定期間後にホワイト状態になった人に関しては、本来なら一定期間経過すれば基本的には新たにクレジットカードを作成できるのが本筋となるはずです。

でも、審査に通すか通さないかの具体的基準は公にしているわけではないので、これも年齢、職業、年収等を考慮して審査に通らない場合もあり得ます。
 

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