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お金の歴史について考えてみよう!

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私たちは「貨幣経済」の真っただ中に生きています。

お金さえあれば、ほとんどのモノやサービスを手に入れることができます。

もっとも、この「貨幣経済」を手にするまで、さまざまな変遷を辿ってきたことは、容易に想像つくと思います。

太古の昔は「物々交換」が流通のすべてでした。

でも、これでは自分が欲しいモノを相手が持っていたとしても、その相手が自分の持っているモノを欲しいと思ってくれないと交換してくれません。だから、双方がそれぞれ欲しいと思うモノを持っているという、両想いの人を探し出すのが必要で、それはなかなかの苦労を要します。

そこで、登場したのが、貝殻とか布とか穀物といった、収集や分配が容易で持ち運びや保存もしやすいモノが、交換の媒介物として重宝されるようになったのです。物々交換ではなく交換の媒介物として使われるということで、これは明らかにお金的な発想の萌芽です。

日本最古の硬貨は、7世紀(飛鳥時代)の「富本銭」といわれています。

世界に目を向けてみると、歴史上知り得るもっとも古い通貨は、紀元前7世紀の現在のトルコにあたるリディア王国で作られた「エレクトラム硬貨」といわれるもので、金と銀の合金製で、わざと重さの異なる何種類かの硬貨を作り、その重さの違いで硬貨ごとの価値の差をつけていたとされています。

このように、硬貨は物々交換の媒介物として急速に主たる地位を確立し始め、世界のあちこちで金貨、銀貨という形で、独自の硬貨を作って流通するようになったのです。

(1)「改鋳」という方法

ところが、硬貨を媒介させて交換取引が増えていくと、硬貨を製造するために必要な金属が慢性的に足りなくなってくるのです。

そこで、考えだされたのが「改鋳」という方法です。

「改鋳」とは、金や銀などの希少価値の高い金属に、銅といった供給量も多く安価な金属を混ぜて「かさ増し」をする方法です。

これによって、これまで維持されてきた「硬貨の価値=金属自体の価値」というテーゼは失われて、金属自体の価値の裏付けがなくても、硬貨としての価値は認めていくようになったのです。

ただ「改鋳」の度合いを多くして繰り返しても、金属の慢性的不足という事態は解消されず、しかも交易の範囲が広がるにつれて、硬貨の重さがネックとなってきたのです。

そこで、誕生したのが「紙幣」の原形となる「小切手」です。

遠方に交易に出かける際に、両替商に金貨500枚分を預けます。両替商はその預かり証として金貨500枚分の紙製の「お金の引換券」を商人に渡します。

商人はその「お金の引換券」をもって買い付けに出かけて、購入したモノの対価として、その「引換券」を売ってくれた相手に渡します。

渡された相手は、後日に、その「引換券」を両替商に持っていけば、引き換えに金貨500枚を手に入れられるという仕組みです。

やがて、この仕組みが頻繁に行われるようになって、その「引換券」自体が硬貨と同等か、それ以上の価値の高いものとなっていくのです。

つまり、その単なる紙っ切れが「紙幣」としての意味を持ち始めていくのです。

ただ「紙幣」は、所詮単なる紙っ切れです。

その紙っ切れが「紙幣」として金貨〇〇枚分の価値に相当し、金貨〇〇枚分と確実に交換できるためには、その「信用」が絶対に必要となります。なぜなら「紙幣」自体は金貨ではないからです。だから「信用」という要素は不可欠です。

(2)中央銀行(国営)の誕生

そのためには「紙幣」の発行母体として、各国がこぞって国営の中央銀行を設立させ(1668年設立のスウェーデン国立銀行、1694年設立のイギリス国営のイングランド銀行)、そこが「信用」を担保することで、硬貨にかわって「紙幣」が一気に主役として表舞台に登場したのです。

ただ、何度もいいますが「紙幣」は単なる紙っ切れです。理屈の上では紙さえあれば「紙幣」はいくらでも刷れるわけです。

もし、本当に大量に、無制限に刷ったらインフレが起こって、その「紙幣」は信用がなくなってしまいます。

(3)「金本位制」の時代

そこで、中央銀行誕生から、おおよそ150年後の1816年に産業革命で金融大国になったイギリスが世界で初めて「金本位制」を採用しました。

「金本位制」とは、「金」を通貨価値の基準とする制度です。中央銀行が、発行した「紙幣」と同額の「金」を常時保管し、「金」と一定比率で交換することが保証された「兌換紙幣」を発行する制度です。

どういうことかというと、簡単にいえば『通貨の発行量は、中央銀行が保有する「金」によって決定され、いざというときには政府が「紙幣」を「金」と交換しますよ。だから安心してください!』という保証をつけて、それによって紙幣、つまり通貨に信用性をもたさせるという制度です。

つまり、これまで、単なる紙っ切れである「紙幣」の価値は、中央銀行の「信用性」によってのみ担保されてきたのを、「金」というまさにそれ自体に揺るぎない普遍的な価値あるものによって担保、保証したのです。
 
※理論的には「金」の保有量と「紙幣」の発行量は同じでなければいけませんが、実際は「紙幣」を持つ人の全員が「金」と交換を要求することはないので「紙幣」を少し多めに発行しても問題はない。

このことは「紙幣」の歴史上、とてつもない大きなパラダイムシフトをもたらしたといっていいのです。

1816年には、イギリスの通貨「ポンド」が、世界初の基軸通貨となるとともに、そこには「世界で最も大量の金を保有する国の通貨が基軸通貨となる」という一つのルールが確立したのです。

しかも、幸運なことに、1851年に当時イギリスの植民地であったオーストラリアで、世界最大級の金鉱脈が発見され、その溢れんばかりの「金」によって「金本位制」は維持されていき、イギリスは世界の中で圧倒的な覇権を握っていったのです。

しかし、イギリスの覇権はずっとは続きませんでした。

第一次、そして第二次世界大戦で膨大な軍事費を費やしたイギリス経済は疲弊して、そのイギリスにとって代わって世界一の金の保有国になったのがアメリカです。アメリカが世界の覇権を握ることになったのです。

そして、第二次世界大戦末期の1944年に結ばれた「ブレトンウッズ協定」で米ドルを基軸通貨と決められ、米ドルと「金」との交換比率を、金1オンス=35米ドルに固定して、米ドルと各国通貨との交換比率も定められたのです。

これによって、イギリスの「ポンド」が基軸通貨としていた時代は、100年ちょっとで終わりを告げました。

米ドルが基軸通貨となったアメリカは、当時世界中の「金」の75%を保有していたといわれていました。その保有量は1950年前半には約220億ドル相当にまで及んでいて、1950年代はアメリカ経済の絶大なる成長期だったといえます。

(4)「金本位制」の危機 ~弱点が露呈~

しかし、米ドルを世界の基軸通貨に押し上げたのは「金本位制」でしたが、その「金本位制」にも決定的な弱点があったのです。

「金本位制」は、その国の通貨発行量はその国が保有する「金」の量に限定され、だからこそ、「金」と交換できるという信用の裏付けで、紙幣の価値、つまり通貨の価値が担保されるのです。

このことは「金本位制」の本質、根幹をなすものなので、当然のことなんですが、裏を返せば、「金」がなければ紙幣、つまり通貨を増発できず、また「金」があれば紙幣、通貨を減らすことができず、通貨の発行量を人為的に機動的に調節できない、そして、それは臨機応変に景気調整ができない、という弱点があったのです。

好景気が続けば問題ないけど、一旦、不況になれば深刻化する恐れがあるのです。

1950年代は成長期だったアメリカでも1960年代~70年代になると、ソ連との冷戦とベトナム戦争による軍事費の増大で、債務はどんどん膨らみ、その返済のためには「紙幣」を増発しなければならなくなっていたのです。

戦費や社会保障費の増加やインフレは、米ドルの信用をどんどん低下せしめたのです。

しかも、それと相まって「有事のときこそ金」という風潮が広がって、普遍的な価値を持つ「金」の人気はうなぎのぼりで、大量の紙幣(通貨)が「金」と交換されて、アメリカが保有する「金」の量は、1960年末には一気に30億ドル以上も減少するのです。

そして、アメリカは「金本位制」を採用しているにもかかわらず、その大原則はなし崩し的に破られていき、米ドルの発行額は1969年には金の保有量の約2倍、1970年には約5倍にまで膨らんでしまったのです。

(5)「金本位制」の終焉 ~ニクソン・ショック~

そして、アメリカ政府は、もはや、米ドルと「金」の交換比率を35ドルに維持し続けることができなくなり、ついに1971年8月15日に、当時のニクソン米大統領は議会での審議も経ずに、政府の独断で市場が開く前の日曜日の夜にテレビ、ラジオを通じて「金」と米ドルの交換を停止することを発表したのです。

いわゆる「ニクソン・ショック」です。この発表は世界に計り知れない衝撃を与えました。

この発表で、1816年にイギリスで始まった「金本位制」。そして、1944年の「ブレトンウッズ協定」で、米ドルを基軸とした「金本位制」は、その「ブレトンウッズ協定」から、わずか27年で終焉を迎えるに至ったのです。

(6)「管理通貨制度」への移行 ~物質的な裏付けから「信用」のみで価値づけられた通貨への移行~

これ以降は、通貨、紙幣の発行量は「金」の裏付けがない、切り離された状態で自由に行われるようになりました。

行ってしまえば、バーチャルな世界に入ったということになるのです。

このシステムを、今まで述べてきた「金本位制」に対して「管理通貨制度」といわれます。

管理通貨制度では、通貨の発行量が「金」といった本位の保有量に拘束されることがないので、その時々の金融政策の実現を図る、例えば景気対策、物価の安定、雇用の改善、国際収支の安定を図るために、各国の中央銀行が自由な裁量で通貨の量を調節できて対処できるというメリットがあるのです。反面、通貨を発行し過ぎるとインフレを起こしかねないというリスクがあります。

いずれにしても、今、私たちが使っている通貨、紙幣は「金」との交換が約束されていません。

紙っ切れである紙幣が、お金として使えるのは、その国の国力、信用度だけなのです。

その「信用」だけで価値を維持されている紙っ切れが、世界中で取引されて、それによって経済が回っているのです。

そして、われわれは、その信用の媒介物たる紙幣を手入れたり、失ったりの繰り返しに、一喜一憂しながら日々を送っているのであり、これからもこれは続くのでしょう。

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公開日:
最終更新日:2017/03/12